僧侶で国際的なメイクアップアーティストという、異色の肩書きを手掛ける西村宏堂さん。
その活躍から、アメリカのTIME誌が選ぶ世界の「次世代リーダー」にも選ばれました。
LGBTQ(性的マイノリティの総称の一つ)当事者として活動もされており、「ハイヒールを履いた僧侶」としても知られていますね。
LGBTQということで苦労もたくさんあったと思いますが、
西村宏堂さんは英語とスペイン語が話せるってほんと?
西村宏堂さんの学歴と経歴、プロフィール!
西村宏堂さんのご両親(父や母)はどんな人?
いろいろなことが気になります!
さっそくみていきましょう!
目次
西村宏堂は英語とスペイン語が話せるトリリンガル?
西村さんは英語とスペイン語が話せます!
母国語を含む3言語を話せる人はトリリンガルと言いますね!
かっこいいです!
でも英語はもともと好きだったわけではなく、高校生のときに参加したゲイチャットルームがきっかけだそうです。
そこでは世界中のLGBTQの人たちが悩みや体験談を書き込むのですが、英語が使われていたため、西村さんもコミュニケーションを取っているうちに英語力がグングン上がったとか!
スペイン語も、様々な国の方と交流していくうちに身についたのかもしれないですね!
オンラインで知り合ったスペイン人のカップルと交流があったことも、インタビューで話されていましたよ!
西村さんのYouTubeチャンネルでは主に英語で話されていて、ペラペラです!
西村宏堂のプロフィール
アーティスト、僧侶そしてLGBTQ活動家でもある西村宏堂さんが纏うクロマティックス クワッド。あなたにとっても美しさを自由に臆することなく表現してみて#シュウウエムラ pic.twitter.com/XBkNoaRXZd
— シュウ ウエムラ (@shuuemurajp) June 10, 2023
プロフィール
名前:西村 宏堂 (にしむら こうどう)
職業:メイクアップアーティスト 、僧侶
生年月日:1989年2月13日
大学:パーソンズ美術大学(ニューヨーク)
西村さんは400年以上も続く東京のお寺の一人息子として生まれました。
自分のセクシュアリティに気づいたのは3歳。
でも誰にも言ってはいけないと思い、ひた隠しにしていたそうです。
西村宏堂の学歴と経歴
西村宏堂の学歴
西村さんの出身大学はニューヨークのパーソンズ美術大学です。
高校ではホモだと噂され、理解してくれる人も友達もできず辛い日々を過ごしていました。
卒業後は自分の居場所をみつけるため、思い切って渡米し、西村さん自身を受け入れてくれる仲間と出会いました。
ものすごい行動力で、自分で自分の道を切り開いてますね!
西村宏堂の経歴
西村さんは、悩んでいる友人に元気を出してほしくてメイクをしてあげたところ、友人は顔だけでなく内面も前向きに変わったことから、メイクは希望や可能性を見いだせるものだと確信し、その道を突き進みます。
プロとしてメイクを学ぶために、パーソンズ美術大学に通いながらメイクアップアーティストのアシスタントとして5年間修行。
その後、指導者になるための勉強で、LAのヘアメイク学校に入学。
2015年には浄土宗の僧侶、そしてLGBTQ活動家として活動をします。
ニューヨーク国連人口基金本部、イェール大学、スタンフォード大学、増上寺などで講演活動を行っているそうです。
西村さんの活動拠点はアメリカですが、年に1度、メイクのレッスン講師として帰国しています。
生徒さん1人1人にきちんと向き合っている教えている姿がテレビで放送されていました。
アメリカでは、メイクアップアーティストとして、ミスUSAを7回、ミス・ユニバースを6回、ハリウッド女優さんのメイクも手掛け、日本では著書『正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ』を出版、英語でも”This Monk Wears Heels ”として出版しています。
その本がドイツ語、フランス語、エストニア語、スペイン語にも翻訳され、さらにはタリア語、ヘブライ語でも出版される予定です。
西村宏堂の著書『正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ』
西村さんならではの辛い経験、それをエネルギーに変える並々ならぬ努力と想い、それらがギュッと詰まった1冊になっています。
読んだ人の中には
優しくて美しい言葉に感銘を受けた
読んだ後に心が広がった
セクシャリティも年代も関係なく、どんな人も勇気がもらえる本
など、反響が大きいです。
Twitterでも好評です!
Perfumeつながりで読了
— 水だしアイスコーヒー (@mizudashicecafe) January 2, 2023
強くかつ繊細で優しい言葉があふれてる本でした
何かうまくいかないとき、自分に自信がなくなったときに読み返したいな#西村宏堂 pic.twitter.com/jH0u8JGTiR
西村さんにとってメイクは、美しい人を美しくしたいのではなく、辛さを感じている人を元気づけたいという、いわゆる応援のメッセージです。
2007年、森理世さんが、日本人の見た目では優勝はできないと思っていた固定概念を覆し、ミス・ユニバースで優勝したことも、西村さんの衝撃と原動力になっているそうです。
西村宏堂の両親(父と母)の職業は?どんな人?
西村さんの著書やTwitterによると、お父様は僧侶であり仏教学者で、お母様はピアノ奏者です。
でも「お寺を継いでほしい」と言われたこともなく、むしろ「自分の好きな道に進んでほしい」「お寺を継がなければアパートに引っ越してもいい」と、西村さんの人生に合わせる形で考えてくれていたそうです。
実家がお寺なので後継ぎのこともあるでしょうし、安易にこんな言葉は言えないですよね。
西村さんが自分の好きなことを見つけて人生を謳歌してほしいと、心から応援してくれていたのが伝わるエピソードです。
ただお母様は、西村さんが小さい頃に「男の子が好きじゃない」「男の子と遊ばない」という発言から、性的マイノリティを感じ、こっそりクリニックに相談したことがあったみたいです。
男の子らしい遊びよりプリンセスが好きで、お姫様ごっこをしていたようなので、母として感じるものがあったのかもしれませんね。
そんなご両親に、西村さんは受け入れてもらえないかも・・・と不安になりながらも、覚悟を決めて24歳でカミングアウトします。
しかし心配していた反応ではなく、むしろ後ろめたい気持ちがなくなって、もっと仲良くなれたそうです!
懐が深く、いつも愛情たっぷり育ててくれたのがわかりますね。
まとめ
僧侶で国際的なメイクアップアーティスト西村宏堂さんは、日本語・英語・スペイン語が話せるトリリンガル!
著書『正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ』は、大きな反響を呼んでいます。
パーソンズ美術大学卒業後は、ミスユニバースやハリウッド女優のメイクを手掛けていました。
ご両親からの愛情をたっぷりうけた西村さんのメイクで、たくさんの人が明るく前向きになり、幸せを感じられるといいですね!
西村宏堂さんは2022年紅白歌合戦の特別審査員で出演されていましたね!
その時の様子はこちら
新しい時代を切り開いていく西村さんに注目です!!